断捨離を始めようとしても全然片付かないよ!「いつか使うかも知れない!」と考えるとなぜか捨てられない。そもそも何を捨てれば良いのか決められないし、捨て方も正直分からないなぁ。
こういった悩みは意外と多いんですよね。
実は部屋が片付かない原因の多くはモノをたくさん所有しすぎていることにあります。
人間は3つ以上の選択肢があると選択することができなくなるということが、ハーバード大学の研究で発表されています。つまり選んで捨てられないということです!
結果として処分することができないということになってしまうんですよ!
モノが多い場合、断捨離が進まないのも当然のことですので悩んでいる人は意外と多いんです。
では、どうやって部屋を片付けたら良いのでしょう?
結論から言いますと、モノの個数を自分が管理できる量まで減らすことを最初にしなければなりません。
モノの数が減れば選択ができるようになり、必要なのか不要なのかを判断できるというわけです。
本記事では断捨離が苦手な人向けに小さな一歩の重要性や断捨離を習慣化する方法、注意点を解説しますので参考に心地良い暮らしを実現してみてください。
断捨離が苦手な人は、まずは1つ手ばなしてみる
壊れているモノ、壊れそうなモノ、いらないモノの中からまずは1つだけ手ばなしてみましょう。
重要なことはその小さな一つを何回も繰り返して、部屋のモノが適正な量になるまで減らすことです。
モノであふれている部屋を大きな水たまりとして考えてみましょう。
たまってしまった多くのにごった水を流すためにあなたはどうしますか?
いちばん効果的な方法はつまっているゴミ等を取り除くことです。
ゴミ詰まりを解消することで水は自然に流れ始めます。
バケツを準備して何度も何度も水をくみ出すことはしませんよね。
あなたの部屋も水たまりと同様、不要品を取り除いていくことが重要なんです。
不要なモノを減らすことで間違いなく部屋が広がっていきます。
この循環を作り出すことで収納や片付けで悩むことも減るでしょう。
ただ、部屋のモノは水と違って自然に流れてはくれません。
自分でコツコツと処分する必要があります。
多くの人が捨てる前に収納テクニックや収納グッズに気を取られがちですが、モノが多すぎる場合は意味がないので手ばなしてモノの量を減らしていく事に重点を置いてください。
断捨離が苦手な人が手ばなした方が良いモノ
片付かない人の家にあって手ばなした方が良いモノの例をご紹介します。
これが絶対要らないという訳ではないので自分に当てはめて考えてみてください。
不要なモノは人によって様々ですので参考までに。
手ばなした方が良いモノ
- 無料でもらった使用していない試供品
- 壊れて本来の目的をなさないモノ
- ほとんど着る機会のない衣類
- ほとんど使う機会のない家電
- 読み返すことのない雑誌やマンガ、書籍
- 冷蔵庫に眠っている賞味期限の切れた調味料類
- 家の中に何種類もあって使っていない洗剤類
- 聞き返さないCD、見返さないDVD
これらの小さなモノが積み重なって多くのモノであふれた部屋ができています。
その積み重なったモノが掃除や片付けの妨げとなっています。
これらを手ばなしていくだけでもスッキリするので、是非やってみましょう。
大事にすべきモノ
- 二度と手に入らないモノ
- 思い出の品(良い思い出)
- 価値が高いモノ
- 自分自身の気持ちを高めるモノ
間違って上記のモノを捨ててしまった場合は二度と手に入れることが出来なかったり、後悔する可能性がありますので場所を分けるなどして慎重に分別をおこないましょう。
断捨離が苦手な人ほど成功を重ねること!
この記事を読んで、1つでも不要なモノを手ばなすことができれば、それは小さな成功としましょう。
「一つなんて誰でも捨てれるでしょ!簡単だよ!」と思うかもしれません。
しかし、たった1つを手ばなせないことによって、モノであふれた部屋があるのも事実。
モノが減らせない人は、そのたった1つを捨てることができないんです。
小さな1つを成功とし、何度も成功を積み重ねていくことが断捨離を成功させる一番の秘訣です。
仮にあなたが不要なモノを1週間に1つ手ばなすことを続ければ、1年間でなんと52個も手ばなすことができることになります。
はじめの1つを続けるだけで、1年後には最終的に52個のモノを減らすことが可能となるんですよ!
これって、すごくないですか?
まずは1つだけ手ばなして小さな成功体験として積み重ねていくことに意識を向けましょう。
断捨離が苦手だからこそ習慣化する意識をもつ
断捨離は習慣化すると確実にモノが少なくなっていきます。
最初のうちは小さなスペースで良いので少しずつモノを減らしていく事を心がけましょう。
気持ちに余裕が生まれたり、手ばなすことが心地良くなるにつれて自然に断捨離するモノの量は増えますので焦らずにコツコツ進めてください。
何をしても続かないという人は便利なアプリを使って習慣化するのもありです。
補足:断捨離を習慣化するうえで気をるけること
断捨離の習慣化するうえで気を付けるべきことは「買い物」です。
断捨離でモノが減ると心にもお金にも余裕が生まれます。
すると「モノも減ったし、もういいかな。」と断捨離を途中でやめてしまう人が多いんです。
やめてしまう前に自分の貴重な時間を使って不要品を減らしてきたことを振り返ってみましょう。
買い物は「欲しいモノ」ではなく「必要なモノ」を買うように心がけます。
また、捨てることを先に行ってから、買うように意識することで自己を抑制する効果も期待できます。
買ってから減らすことを習慣にしてしまうとモノが増えて、結果として断捨離をやめてしまう可能性が高くなってしまうので注意しましょう。
失敗しない断捨離のコツ
- 一度に多くのモノを処分しない
- 小さく始める
- 計画とゴールを決める
一度に多くのモノを処分しない
断捨離は一気におこなうほうが良いという意見もあります。
しかし、私自身が一気にモノを断捨離して多くの失敗をしてきたので個人的にはおすすめしません。
「どうせやるなら一気に終わらせてしまう方が良い」という気持ちも痛いほど分かります。
ですが、時間をかけて必要なモノなのか、不要なモノなのかを見極めてから処分しましょう。
小さく進める
週末やすきま時間を使ってモノの処分に取り組んでいくことになりますので小さく場所を限定しながら進めていきましょう。
- 財布やかばんだけに限定して断捨離をおこなう
- 足元に限定して靴下と靴だけ断捨離をおこなう
- 衣替えの時に衣類全般の断捨離をおこなう
- 冷蔵庫の調味料に限定して断捨離をおこなう
- 本棚だけに限定して断捨離をおこなう
小さく進めていくことで精神的な負担も少ないので長続きしやすいです。
時間を決めておこなえば更に効率よく進められますのでまずはやってみましょう!
計画とゴールを決める
普段の生活が忙しかったり、仕事に追われている方は勢いで断捨離を始めてしまう人が多いと感じます。
ゴールを決めずに出発しても目的地にはたどり着くことはできませんよね。
まずは不要なモノを減らしていくためにゴールを設定しましょう。
ゴール設定ができたら、その過程を細分化して無理のないように計画に落とし込んでいきます。
ゴールと計画は、より具体的に設定することで成功確率が上がります。
断捨離が苦手な人がスッキリした部屋を保つコツ
- 断捨離を振り返る
- 買い物では「欲しいモノ」ではなく「必要なモノ」を買う
- もらわない
- ストックを減らす
- 質でモノを選ぶ
断捨離を振り返る
振り返りとは英語でリフレクション(reflection)と呼ばれています。
自ら取り組んできた断捨離について、今後に向けて改善点の洗い出しをおこない、その改善点を実行することを意識します。
効果的な行動のあとには静かな振り返りを行おう。その静かな振り返りからより効果的な行動がうまれる。
by ピーター・ドラッカー
日常的に振り返りを行うことで、今まで意識していなかった細かい作業の改善点に気付けたり、自分の癖や行動も認識することができます。
とても簡単に言うと、自分がおこなった断捨離の小さな成功を振り返っていただければOKです。
買い物では「欲しいモノ」ではなく「必要なモノ」を買う
買い物の際には「欲しいモノ」ではなく、「必要なモノ」を購入する意識しましょう。
人間は欲望の塊、欲しいモノは無限です。
企業はあなたに不要なモノでも購買意欲をくすぐるような広告を出して誘ってきます。
欲望に打ち勝つために「必要なモノ」を買う習慣を意識しましょう。
自分にとって「今」必要かどうかを考えて買い物を進めることが大切です。
もらわない
街で配っているポケットティッシュや試供品は、基本的にはもらわないようにしましょう。
できれば「ありがとう、でも要らない」と断る勇気を持てたら良いですね。
しかし「無料です!タダです!」と言われると受け取ってしまう人が多いのは事実です。
もし受け取ってしまったら早めに使い切りましょう。
無料で受け取って使わないでおくとモノが増えていくので要注意です。
ストックを減らす
私たちは無意識に部屋にモノをためこみ続けています。
人はストックがあることで安心する生き物です。
ストックが多すぎて、管理が行き届かずに放置されることによって片付けが進まない原因になります。
今はコンビニに行けばたいていのモノは手に入りますし、インターネットを使えば自宅でいつでも買い物ができます。
ですから「安いから買っておかなきゃ」という固定概念を捨ててみてください。
ストックをやめて管理の時間や取り戻しましょう。
実はあなたが思っている以上にストックをやめる効果は大きいんです。
質でモノを選ぶ
ストレス発散で無意識に100円ショップでたくさんのモノを購入していませんか?
昔から「安もの買いの銭失い」という言葉があります。
安いものは品質が悪く、壊れやすいため、買い替える必要があるので高いモノを買うよりかえって損だという意味があります。
最近は安くても高品質なモノも多く、決して安いものが悪いモノとは言えません。
しかし、それよりも自分が気に入ったものを選ぶことが大切です。
お気に入りのモノは持っているだけで気持ちが上がりますし、自分を高めてくれます。
迷ったときは品質でモノを選びましょう。
良いモノを選ぶことができるようになればモノを見る洞察力や自己管理能力が無意識に磨かれます。
まとめ
断捨離が苦手な人に向けて、小さな一歩の重要性や習慣化する方法、注意点などを解説しました。
モノが多すぎては収納術やテクニックは通用しないということ。
断捨離が苦手な人は、まず部屋を適正なモノの量にすることが重要。
不要なモノを1つ手ばなし、その成功を積み重ねること。
きっと自分の理想とするライフスタイルに近付くためにコツコツ続けていきましょう。
今回は以上です。
他にも記事を書いていますので参考にどうぞ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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