より少ないモノで豊かに暮らせるってなんか素敵ですよね。「より少ないことは、より豊かなこと」という言葉があるけどなんか深い。
ミニマリストやシンプルな暮らしについて検索したりするとよく目にするのが「Less is more.」という言葉ではないでしょうか。
Less is more.とは「より少ないことは、より豊かなこと」という意味で、現代を生きる私たちの生活においても参考にできる考え方です。
ミニマリストやシンプリストと言うのはモノを極端に減らすイメージをお持ちの方もいるかと思いますが、Less is more.の本質は「減らせば良い」という訳ではありません。
本記事では、なぜこの言葉が注目されるようになり、心に刺さるのかを解説していきます。
「Less is more.」の意味と語源
「より少ないことは、より豊かなこと」という意味があります。
ミニマリストやシンプリストの方がよく口にする言葉ですがこの考え方はいったいどこから生まれた言葉なのか。
「Less is more.」という言葉は、ドイツ出身の建築家ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエによって提唱されたデザインの言葉です。
ミース本人が建築において「飾りを付け加えるよりも減らすことでシンプルにすることの方がはるかに難しい」と話していたそうです。
彼は「Less is more.」の他に「God is in the detail.」(神は細部に宿る)という標語でも知られています。
この言葉は、建築やデザインの分野で広く使用されてきましたが、最近ではミニマリストやシンプルな生活を志向する人々の間でも人気となっています。
物事を単純化、必要最低限の要素に絞り込むことで、本質美や豊かさを引き出すという考え方を表します。
過剰な物質や情報に囲まれていますた現代社会において、必要なものに焦点を絞り、シンプルで意味のある生活を追求する価値を提案しています。
確かに!欲しいモノを買えばあっという間にモノは増えますが、モノを減らすのはとっても難しいですよね。アップル製品や無印良品などは無駄なモノを削ぎ落し「シンプル」にすることで注目を集めています。減らすことって奥が深いですね。
「Less is more.」はモノであふれた現代に必要な考え方
これまでの世界は大量生産・大量消費の時代を歩んできました。
しかし、地球上の資源が有限だということは、私たちの知らないところでひそかにささやかれてきました。
日本は豊かな国ですが輸入に頼ることで成り立っていることはご存じでしょうか?
食品一つとっても原材料は海外のモノがほとんどでしょう。
そういった中で、企業の戦略に乗せられてしまい、私たちは多くのモノを所有してしまっています。
欲しいモノをたくさん買って心が満たされるは最初だけなのはそういうことか!新作、新作と消費者が振り回されているだけなのかも。
ミニマリストとかミニマリズムなどの言葉が世間の関心を集めるのは、そういった価値観から解放されて新たな自分の価値観を持って暮らす人が増えているからです。
さらに、世界全体が気候変動をはじめとする、持続可能性に関わる世界の問題を解決し、より良い世界を作っていこうとする考え方にシフトしてきているからだと考えていいでしょう。
SDGsといった言葉を広告等でよく見聞きするのは世界が環境や限られた資源に目を向けているからです。
インターネット環境があれば世界中と繋がることが可能で、スマホやタブレットでも簡単に買い物ができる昨今。
モノが簡単に手に入る豊かな現代だからこそ、個人が「自分たちに必要な量」を意識していくことが重要です。
「Less is more.」とは、減らせば良いわけではない
「Less is more.」の考え方はモノをとにかく減らせば良いとか、不要なモノは捨てれば良いというわけではありません。
最近ではメディアやSNSに影響されて、とにかくモノを減らそうと思う人も多いように感じます。
今まで染みついたライフスタイルを変えるのは、そう簡単なことではありません。
これから暮らしをよりシンプルにしようと思うのであれば、本質を理解すること忘れないでください。
「足るを知り」十分な量で豊かに暮らすこと。
その豊かさは、物質的な豊かさではなく、心の豊かさ。
「Less is more.」の考え方を取り入れることで、きっと自分らしく豊かに生きることができるでしょう。
「Less is more.」の本質に目を向ける
「Less is more.」の本質は「モノの意義や美しさ」にあると考えます。
モノを減らして暮らすだけではなく、モノは必要なモノを必要な分だけ。
「自分にはこれは必要ない」や「買ったけど使わない」などモノと向き合うことたくさんの気付きが得られます。
また、自分が本当に興味があるモノは何か?
自分自身とより深く向き合うことが可能です。
最後に・・・
多くのモノを所有することが幸せの基準になる時代は終わりです。
自分に必要な量で暮らし、不要なモノは必要とする人のもとへ手放す。
明らかに不要なモノは買わない。
モノと向き合いながら心も生活もシンプルにすることで、本当に自分が大切にすべきモノも見えてくるのではないでしょうか。
少ないモノでも豊かに暮らせる時代を一緒に楽しみましょう!
本記事の参考書↓
今回は以上です。
他にも記事を書いていますので参考にしていただけると嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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